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INDIGOに寄せて ドナルド・キーン 日本人は千年以上も前から短歌を詠んできて、その間他の詩歌が新しくできても短歌はいつも特別な地位にあった。時代が明治になると、日本の詩人の大部分が西洋の詩歌の影響を受け、三十一字しかない短歌は、瞬間的な感覚の記録以上に表現できない、と考えられるようになった。しかし、反逆者として有名だった石川啄木は、短歌を軽視した詩人たちに次のように、短歌の持つ独特の価値を伝えた。 "一生に二度とは帰って来ない命の一秒だ。おれはその一秒がいとしい。ただ逃がしてやりたくない。" そして、啄木は幾分か皮肉に、 "歌という詩形を持っているということは、我々日本人の少ししか持たない幸福の一つだよ。" と結論している。 啄木は伝統的な三十一字の文字数を守ったが、三行に分けて一行の長さをより自由にし、それは西洋の詩歌のように劇的な効果を生んだ。
- Format: Inbunden
- ISBN: 9780990795889
- Språk: Engelska
- Antal sidor: 152
- Utgivningsdatum: 2016-04-01
- Förlag: Shabda Press